大学の入学試験に落ちてしまった。
そんな浪人を決断する受験生にとって大事な事はどのようにこの一年間を過ごすか、
つまり、どこの予備校に通って一年間勉強を頑張り志望校合格を目指すかではないでしょうか?
しかし、そんな受験生自身や親御さんにとって次に大事な事は、予備校でかかる費用をどう工面するかではないでしょうか?
今回、この大事な一年間に必要な資金に関連する予備校ローンについての特集を行いたいと思います。
そもそも予備校って必要???
私は二年間の浪人経験があり、最初の一年は駿台予備校、最後の一年は宅浪(予備校や塾に通わない)で過ごしました。
まず、そんな私の結論から言わせてもらうと、
浪人生は予備校は絶対必要です。
後で大手予備校の費用を紹介しますが、一般的に予備校の学費は高いものの、一握りの素質を持った人以外は予備校に通うべきだと私は思います。
つまり、一年間毎日コンスタントに全部一人で勉強し続ける事の出来る、強靭なメンタルを持つ人以外は、予備校に通うことをオススメします。
また予備校のメリットといえば、大学受験のノウハウを持っているので(大手になればなるほど)、毎日の授業や課題をこなしていく事で自然と学力が付くカリキュラムとなっているという事が挙げられます。
つまり、予備校で出せれた内容を日々消化する事である程度のレベルの大学は受かるものとなっていると言えます。
逆に予備校に通わないと、自分でカリキュラムを組む必要がある為勉強する内容を決める時間という、勉強以外の事に時間を割く必要があるデメリットがあります。
予備校っていくら必要???
ここで私が通っていた駿台予備校の学費を例にしてみましょう。
通常の講習生として入学する場合、
入学金:約70,000円
通常講習(4月から7月上旬、9月から12月上旬):約500,000円
おおよそ60万円は最低でも必要となります。
これに加えて、夏期講習、冬季講習、直前講習において必要な講習を適宜注文する事になっていますので、
個人差はありますがおおよその年間の予備校の学費は100万円前後と見積もる事をオススメします。
また、大学受験料は国立と私立(医学部以外)を併願する場合10万円ほどは必要になる事、往復の交通費やその他の出費を加えると、
1年間にかかる費用は、130万円と見積もれば良いと思います。
これは、その他の大手予備校(河合塾、代ゼミ、東進)でも同様に言える予算だと思います。
学費が払えないって時には???
大学での学費も必要なのに、1年間の浪人の費用でも130万円という大金を準備しないといけない…
浪人費用の130万円をポンっと現金一括で簡単に支払えるご家庭というのは、一般的ではないでしょう。
このような大金を工面する方法として、
日本政策金融公庫の教育ローンが挙げられます。
この教育ローンの特徴として、
・家庭の子供の人数に応じて、幅広い世帯年収に対応している
・予備校、4年生大学、短期大学、専門学校の学費もローンで使用途可能
→予備校後の次の段階で必要な資金の融資も受ける事ができる!
・日本学生支援機構の奨学金との併用も可能
が挙げられます。
教育ローンについて
以下詳しく教育ローンのローン内容について説明したいと思います。
融資限度:子供1人につき、350万円以内
融資対象:(今後1年間に必要な)教育機関で発生する学費
→4年生大学、短期大学、専門学校、予備校と対象とする教育機関の幅が広い
金利:(2020年3月現在)基本 固定金利年1.66%
母子家庭や父子家庭、世帯年収や子供の人数に応じて 固定金利年1.26%
保証:教育資金融保証基金または連帯保証人から選択
返済期間:(2020年3月現在)基本 18年以内
母子家庭や父子家庭、年収や子供の人数に応じて 15年以内
返済方法:(1)元金と利息を合わせた毎月の返済額が一定(元利均等返済)
(2)在学期間中は利息のみのお支払いが可能(元金据置)
ローン申込み方法:24時間365日、日本政策金融公庫のHPにて申込み可能
父子家庭や母子家庭、また、世帯年収が低い場合には、金利が低く借りれるということが分かりました。
また、予備校在学中には利息のみの支払いだけで良い元金据置による返済方法が採用されているので、安心してゆとりを持った返済が可能となっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
浪人を決めて一年間勉強に専念すると決めた以上、環境もこだわっていきたいですよね。
そんな時に必要となる予備校の費用を工面する方法として今回、日本政策金融公庫の教育ローンをご紹介しました。
予備校に通いたいけど金銭面でお悩みの方は、是非活用して飛躍の一年とする為の足がかりとしてみてはいかがでしょうか?